原美術館
実業家・原邦造が1979年オープンした現代美術専門の美術館で、2020年12月末をもって閉館します。建物は原の私邸を改装したもので1938年に建築家・渡辺仁の設計で完成し、平面的な壁、ガラス窓、鉄格子などに特徴のある洋風のモダンな様相です。床、壁、天井も真っ白なタイルで覆われた空間も閑静な住宅街にあるロケーションも現代美術を堪能する雰囲気に包まれています。公益財団法人アルカンシエール美術財団を母体として、現代美術を介した国際交流の推進や現代美術の活性化にも取り組んでいます。
住所： 東京都品川区北品川 4-7-25
URL： http://www.haramuseum.or.jp/jp/hara/
ワタリウム美術館
キュレーターの和多利浩一、和多利恵津子、館長の和多利志津子の名前からネーミングされ1990年にオープンした私設美術館です。企画展は展覧会の世界的な専門家により、国際的な建築、写真、デザインなどの現代アートを中心にした個性的なものがあります。スイスの建築家マリオ・ボッタの設計による建物自体が現代の彫刻作品とされています。ポストカードなどアートグッズも充実しており、活動も講演会、コンサート、トーク、パフォーマンス、展覧会見学ツアーなど多岐にわたります。
住所： 東京都渋谷区神宮前３丁目７−６
URL： http://www.watarium.co.jp/
岡本太郎記念館
芸術界にインパクトを与えた岡本太郎が生前50年近く暮らしたアトリエ兼住居を記念館としたものです。青山の閑静な住宅街にあっていかにも岡本太郎らしい印象的なデザインをしています。室内も庭園も生前当時の様子を再現しており、アトリエでは筆など小物も当時のままで作品制作の様子もうかがえます。作品には触れられるので触感を通じての鑑賞もでき、また写真撮影もどこでも何にでも制限がないので、選んだ被写体から溢れ出るエネルギーを自分なりにカメラで持ち帰ることもできます。
住所： 東京都港区南青山６丁目１−１９
URL： http://www.taro-okamoto.or.jp/
東京オペラシティ アートギャラリー
複合文化施設・東京オペラシティビル内にある近現代美術館です。抽象画家・難波田龍起、史男父子の作品など東京オペラシティの共同事業者でもある寺田小太郎の寄贈による戦後の国内作品約3,700点を収蔵しています。年4回の企画展は絵画、版画、素描、写真、映像から建築、ファッションなど多岐にわたります。同時に開かれる国内の若手作家を取り上げ支援する展覧会シリーズ「project Ｎ」も故・難波田龍起の遺志を継いだもので、内容も充実しています。
住所： 東京都新宿区西新宿３丁目２０−２
URL： http://www.operacity.jp/ag/
