Ouma-画材代支援プロジェクト

Ouma(オーマ)-アーティストnote販売支援-

2020-03-27 アーティストnote販売支援

どうしてnote販売支援を必要としているのか

これまで廃材やアクリル絵の具やインク、ケント紙など極端に高価ではない画材を使っていましたが、あまり額装にお金をかけられませんでした。作品を買ってもらう際にも額なしで販売することが多かったのですが、それではすぐに飾れないため、適切な額装をして販売したいと思っています。
自身で額を選び試行錯誤した経験が少ないため、装丁についてこの機会に学びたいと考えています。

支援金をどう活用する

作品本体をつくるための画材は低コストなので、主に装丁のために使いたいと考えています。さまざまな額装を行い、作品によりフィットして作品の一部となるような額装方法・装丁の研究をしたいです。

Ouma(オーマ)とは

Ouma-画材代支援プロジェクト
系統樹

現在どのようなアート活動をしていますか?

独学で遅くにアートを始めたため、学校へ行き直すよりも実地で現代アートを学びたいという考えがあり、2016年から海外のアーティスト・イン・レジデンスプログラムに多く参加していました。(2020年3月までに世界9カ国13カ所のレジデンスに参加)
滞在を通じて発表機会を得るとともに、世界中のアーティストと話しながら制作方法やコンセプトなどについて学んできました。

また、自分自身もネット上のアート記事に助けられたことがあったため、自身が滞在したレジデンスの情報などをブログやnoteで発信しています。

アートを始めたきっかけは?

獣医をやめた直後に大震災が起こり、被災地にボランティアに行った際に歌ったりマッサージをしたりなど、身一つで人々を励ませる職業の人たちに尊敬を覚えました。
獣医の仕事の本質は薬や機器を使った治療ではなく「人の心の癒し」です。現在のアートは使用素材の指定もなく、誰でもどこでもアーティストとしてアートをつくることができます。そういったアートの可能性に魅力を感じています。

また、最初に出会った美術批評家の海上雅臣さんが、ギャラリー全体を絵で覆うような大規模個展を企画してくださり、2013年に氏の主宰するギャラリーUNAC
TOKYOで初めての個展を開催しました。アート作品の中に入るという異次元体験に自分自身がとてもワクワクし、こういうことを世界中でやり続けたいと思ったのがきっかけです。


Ouma(オーマ)作品

作品を通してのコンセプトは?

元獣医師として、生命の最小単位である「細胞」をモチーフとした治療の代わりになるアートを探求し続けてきました。ここ数年は医療概念としての「社会治療」について模索しています。医療はこれまで個人に向かっていましたが、世界のあちこちで自殺者が出ている昨今、医療は個人だけではなく、個人を取り巻く社会に向かうべきではないかと考えています。

「社会治療」はすべての人が医者として、生命体としての社会を治療し、社会から癒されるという関係性を表した造語です。ヨーゼフ・ボイスは「社会彫刻」によってすべての人をアーティストにしましたが、「社会治療」はそれを推し進めた社会とのインタラクティブな関係を表す用語です。

2020年3月現在は、集合生命としての社会との対話や細胞の集合体であるヒトが単体の生命である細胞と対話する方法について探求しています。


Ouma(オーマ)作品

作品を制作する上でのこだわりや意識していることは?

他者とのつながりを想起させる、鑑賞者の創造性を刺激するということを考えており、人が触って関われるインスタレーション作品を多くつくってきました。

また、自身がもともと現代アートのコンセプチュアルすぎるところがよく理解できず、長く現代アートの魅力を掴めなかった経験から、現代アートの知識がなくても直感的に楽しめるものを意識しています。


Ouma(オーマ)作品

今後のアート活動においての展望や挑戦したいことは?

世界中すべての国と地域で展示された作家になること、というのがアートを始めた当初の目標でした。
アートの発表は作家ひとりで行うものではなく、スタッフの協力が必ず必要です。海外で展覧会を行う場合には自分に知り合いがいるわけでもなく、地元の人たちに人を呼んでもらわなければなりません。

世界中のすべての国と地域で展示されたということは、その地域の人たちに作品を愛し迎え入れてもらえたということ。また、優れたアート作品はその土地に人を呼び、町を活性化します。アート活動を通じ、世界に「好き」のはじまりとしての「知る」を増やすこと、アートのある町に価値を還元しつづけたいというのが私の目標です。

Profile
Ouma / オーマ
麻布大学獣医学部獣医学科卒業

個展歴
2019
“Hospital ”, Hongti Art Center, 釜山, 韓国
“Research for the border between Living or Non-living thing ”, Artist residency TEMI, テジョン, 韓国
“INFINITE REPETITION / 无限循环”, IINNOO gallery, 上海, 中国
2018
集合生命, ニコラス G ハイエックセンター | THE SWATCH GROUP, 東京, 日本
Under the road / Life Continuous, MOHA ART STUDIO, ウルサン, 韓国
2017
The World IV、アレクサンダーキャッスル、セルラッキアス美術館、マンッタ、フィンランド
2016
劣る者の楽園、ウナックトーキョー, 東京, 日本
彼女からの手紙には「Yes」とだけ書かれていた。, アートリーグギャラリー, サンクトペテルブルグ, ロシア
“Cellular”,WTA – Werner Thöni Artspace, バルセロナ, スペイン
2015
世界を変える意志、ギャラリー懐美館(なつみかん)代官山東京,
日本 五度目の大絶滅の後、ウナックトーキョー, 東京, 日本
2014
“OM”, Ouchi gallery, ニューヨーク, アメリカ
「み」展、ギャラリーcoen, 神奈川県, 日本
2013
自己受容と自己治癒の美術、ウナックトーキョー, 東京, 日本

グループ展歴
2020
命の力 -Power of Life-, Shun Art Gallery, 東京, 日本
2019 – 2020
Rainbow Wire, F1963, 釜山, 韓国
Clayarch Museum, 釜山, 韓国
2019
アート解放区, TENOHA 代官山, 日本
2018
Neo – Localism 2018 Gyeongnam·Busan·Ulsan Art creative center
integrate exhibition, Changwon Exhibition Convention Center, 慶尚南, 韓国
Growth, Art Labor gallery, 上海, 中国
蓝顶举办“若葉集-日本青年艺术家群展”, 成都蓝顶美术馆, 成都, 中国
Art-Lab / 美术实验室, Shun Gallery, 上海, 中国
2017
The group show for Artist in Residency 2015-2016 by ALTE SCHULE
Hohenstein Artists Residency, Kunstmuseum (Art museum) Hersbruck am Spitaltor, ドイツ
2016
新潟オフィスアートストリート 2016, 新潟, 日本
Icke and friends, Werner Thöni Artspace WTA, バルセロナ, スペイン Curves & Lines, Linus Gallery, ロサンゼルス(オンライン展覧会)
2014
世界を巡る写真展 Homing Pigeon「伝書鳩:其の三・横浜編」, Nitehi works 509kadoue, 横浜, 日本
The Senses, Linus Gallery, ロサンゼルス(オンライン展覧会)
Pop up art show, ロサンゼルス, アメリカ
2013 – 2014
_ _ ORNAM_NTS 3: Art Fortunes Group show of artists’ ornaments,
Balconi Coffee Company + Cafemode present curated by Kio Griffith, ロサンゼルス, アメリカ
2013
Onward – Navigating the Japanese Future 2013 展 by Artrates, Hive
Gallery, ロサンゼルス, アメリカ
ARTLABO X 2013 Final by The Artcomplex Center of Tokyo×C/LABORATORY, 東京, 日本
ARTLABO X 2013 by The Artcomplex Center of Tokyo×C/LABORATORY, 東京, 日本
大地と草原の歩き方写真展、LAND&SEA ガレージギャラリー, 東京, 日本
2011
ギャラリーを仕事場にする4週間、アートコンプレックスセンタートーキョー, 東京, 日本

選抜アーティスト・イン・レジデンス
2020
Kaaysa Artist in residency, サンパウロ, ブラジル
2019
Hongti Art Center Residency 2019, 釜山, 韓国(September 1 – November 30)
Artist Residency TEMI, 大田, 韓国(May 8 – August 17)
2018
MOHA Art Studio, ウルサン, 韓国 (August 1 – October 26)
ACCR – ODYSSEE ARTIST-IN-RESIDENCY PROGRAM 2018, モントレイユ, フランス (June 14 – July 13)
Danish Art Workshopsl, コペンハーゲン, デンマーク (May 23 – June 13)
2017
Swatch Art Peace Hotel, 上海, 中国 (November 20, 2017 – May 20, 2018)
SERLACHIUS MUSEUMS, マンッタ, フィンランド(September 1 – October 31)
Aboa Vetus & Ars Nova, Artist in Residence -program, トゥルク, フィンランド(March 15 – May 15)
2016
ALTE SCHULE, ホーエンシュタイン, ドイツ (May 10 – 31)
NCCA Art Residence, サンクトペテルブルグ, ロシア(April 4 – 26) Werner Thöni Artspace, バルセロナ, スペイン (January 5 – March 31)

受賞歴
2016
新潟オフィスアートストリート 2016, 入選, 日本
古湯温泉 ONCRI 第 5 回「床の間アートコンペ 」 入選, 日本 グランシップアートコンペ 2016, 奨励賞, 日本
2014
PM AWARDS コンテスト 2014, ウルグアイ 風景、エコロジー、旅行部門 ベストフォトグラファー・オブ・ ザ・イヤー受賞(ウルグアイ)
2013
グランシップアートコンペ 2014, 奨励賞, 日本


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note支援説明

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