Mine

(前年比 +55)

ワタシが絵描きになろうと固く決めたのは小学生の時です。
世の歴史を忘れないようにと、歴史を繰り返さないようにと、祖父や祖母の戦時中の話、戦争から生きて帰ってきた祖父がどれだけ苦しんだかという話、小さい頃から沢山の戦争映画や歴史上の悲惨な出来事を、夜寝る前の子守唄のように聞いて育ちました。子供心ながらに、自分はその歴史を繰り返さないように、なにか出来る事は無いのだろうかとずっと考えていました。
思いやりや笑顔で満たされた世界を、どうやったら現実のものにできるか、ずっと考えていました。

そんな中で、ある時両親が日本で巡回展をしていた「アウシュビッツ展」にワタシを連れていきました。
その展示物から伝わってくる当時の残酷な歴史がドッと視界に飛び込んできたのを今でも鮮明に覚えています。 展示物を飾る建物は、当時の建物を模して作られた重くて冷たいレンガ造り。当時の収容所の写真は勿論、当時収容されていた方々が着ていた服や、使っていた食器、靴…。戦争を体験していないワタシは、その数々の当時のものたちから感じる圧力で息ができなくなる様な展示でした。そんな中で、収容されていた子供達が描いた絵を沢山見ました。その時、ワタシは『絵』の持つ力を身を持って思い知りました。
一枚一枚の絵に込められた思いや叫び、願いなどがそこにはありました。
小学生だったワタシは、その時絵描きになろうと心に決めました。
この一生を、ワタシは『絵』という手段を使って、世界に笑顔を、平和を伝えようと決めました。

ワタシの絵には沢山の「色」を使います。
色は人、十人十色の色が1枚の世界を作る。世界はカラフルだからこんなにも美しい、がテーマです。

ワタシの絵には必ず丸を描きます。 丸は縁、循環、完成された世界を意味します。角のないものは攻撃性がないということ。人が縁で繋がる温かい世界を表します。

多種多様な人達が織り成す、温かくて穏やかな世界にいるのは、人の為に泣ける雫型の瞳の優しい子供達です。

そんな意味を込めた絵を、アーティストとしてこれからもずっと描き続けて行きます。

今後の予定/Plan

2022
『国際平和美術展 2022』海外展(6月)
フランス パリのUNESCO(国際連合教育科学文化機関)パリ本部(6月)
『Exhibition of MINERVA 2022』(8月)
イギリス ロンドン MALL gallery(8月)
『国際平和美術展 2022』国内展(11月)
池袋国立芸術劇場(11月)

経歴/Career

2021
国際平和美術展出展/N.Yカーネギーホール
国際平和美術展出展/池袋芸術劇場
2021
東日本大震災から10年チャリティ展出展/仙台
2018
英国王立芸術家協会日本人初3星名誉会員に選出
2017
国際平和勲章受賞
2016
難病に苦しむ子供達へのチャリティー展出展/フロリダ・ディズニーワールド
2016
英国王立芸術家協会日本人初特別名誉会員に選出
2015
ローマ法王との謁見式にゲスト出席/バチカン

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