どうしてnote販売支援を必要としているのか
ヒョウタンアート界で定番化している工芸スタイルから新しい表現や加工方法に挑戦してみたい。
支援金をどう活用する
自身の作品づくりの為の材料や用具の購入、3D設計・3Dプリンターの技術習得、地域に根付いたグループ展と作家仲間との企画に活用したい。
竹内 蘭とは
現在どのようなアート活動をしていますか?
ヒョウタンを素材にしたランプの制作、体験教室の講師、地域でのアートイベントの企画運営。
アートを始めたきっかけは?
もともとは地元、岐阜県養老町でまちづくりNPOの代表を務める中で、町のシンボルであるヒョウタンの栽培・加工者が減って文化として途絶える事を知ったためです。
次世代につなげる為にヒョウタンの古風なイメージをかえたいと思い、栽培からスタートしました。町内全部の学校に苗を配布したり、栽培指導に行ったり、加工方法を教えているうちにヒョウタンの魅力にハマり、自身で工房を立ち上げ作家としても作品づくりをするようになりました。
作品を通してのコンセプトは?
ヒョウタンが「人類最古の栽培植物」であって、人が文化的な生活を始めたときに、衣食住あらゆる場面でものづくりの素材として活用されてきた事から、長い地球の歴史とその中で生き続けて来た古代の人達から受け継いだ豊かさ、自然に対する感謝や喜びを込めて作っています。
かわいくて、不思議なひょうたんの魅力が伝わるようにと思っています。
鑑賞する工芸品としてだけではなく、生活用具として当たり前にあった「身近なアイテムとしてのヒョウタン」という本来の位置にもどしてあげたい。
作品を制作する上でのこだわりや意識していることは?
ヒョウタン=宇宙、命のうつわ、と感じていますので、その「無限∞の可能性」を見る人が作品を通して自身の中に見いだして(思い出して)もらえるようなデザイン、プリミティブで力強い事と、親しみのある愛らしさの両方を表現する事を目標にしています。
ヒョウタンは植物で一つ一つ形が違いますので、そのフォルム(傷やシミも含め)が活かせるようなデザインを考えています。
今後のアート活動においての展望や挑戦したいことは?
作り手として喜んでもらえる、感動してもらえる作品を作る事と、同じように地域で素敵なものづくりや創作活動をしている仲間のこと、作品の事を沢山の人に知ってもらえるように、見たり触れたりできる場所や機会を作っていきたい。
いずれは、自身が始めたグループ展を少しずつ広げて地元ならではの芸術祭になるといいな、していきたいな、と思っています。
Profile
竹内 蘭 / Takeuchi Ran
1979年 岐阜県
法政大学法学部中退
展覧会
第42回全日本愛瓢会全国展示会
第44回全日本愛瓢会全国展示会
2019 ミニマムエキシビションヨーロー
受賞歴
第42回全日本愛瓢会全国展示会 金賞「養老町長賞」受賞
第44回全日本愛瓢会全国展示会 金賞「全日本愛瓢会長賞」受賞