青森県旅行で外せない!美術館と街中のアートを楽しむおすすめスポット紹介

アートを旅する

2024年05月24日


青森県といえばリンゴやねぶた祭が有名ですが、魅力的な美術館やアートスポットが数多くあります。青森美術館や弘前れんが倉庫美術館などのミュージアムから、街中に点在するアート作品まで、青森県に行ったら外せないおすすめスポットをご紹介します。青森の魅力を再発見し、芸術に触れる特別な旅を楽みましょう!

青森県立美術館

JR青森駅からバスで約20分の場所にある青森県立美術館。豊かな自然に囲まれたこの美術館では、地元出身の有名アーティストである奈良美智や棟方志功の作品が展示されており、現代アートから伝統工芸まで幅広いジャンルの作品を楽しむことができます。

青森県立美術館
青森県立美術館

見どころ:マルク・シャガール

館内の展示室「アレコホール」には、マルク・シャガールが製作した巨大な絵画が展示されています。これらの絵画はバレエ「アレコ」の舞台背景として制作されたもので、第1幕から第4幕までの4作品が収蔵されています。それぞれの絵画の大きさは高さ9m横幅15mと圧倒的で、展示室に入った瞬間その壮大さに息をのむことでしょう。

<月光のアレコとゼンフィラ>1942年 マルク・シャガール
《月光のアレコとゼンフィラ》1942年 マルク・シャガール

見どころ:あおもり犬

SNSでも頻繁に取り上げられている「あおもり犬」は、美術館の屋外に展示されています。高さ約8.5m、2階建ての建物に相当する大きさは離れた場所から見ても圧巻です。正面だけでなく裏側までぐるりと回ることができるので、間近で作品を鑑賞することができます。

あおもり犬
《あおもり犬》2006年 奈良美智

Q.滞在時間は?
当時平日の比較的空いている時期に訪れたスタッフは、大体1時間半ほどで常設展と企画展を鑑賞しました。レストランも人気なので、利用する場合はもっと時間に余裕があるといいかもしれません。

青森県立美術館
【所在地】青森県青森市安田近野185
【開館時間】9:30 – 17:00(最終入館16:30)
【料金】一般個人700円
https://www.aomori-museum.jp/

三内丸山遺跡

青森県立美術館を楽しんだあと、ぜひ立ち寄ってほしいのは三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)です。三内丸山遺跡は5900~4200年前の縄文時代の集落跡で、多くの竪穴住居跡や土器、石器などが発見されています。美術館から歩いて約10分ほどの場所にあるので、気軽にアクセスできます。

三内丸山遺跡
三内丸山遺跡

ボランティアガイド

屋外には歴史的な貴重な居跡がたくさんあり、何がすごいのかを解説していただきながら屋外をまわる無料のボランティアガイドがあります。個人であれば事前の予約は必要なく、開始時間前に集合場所に行けば参加することができます。(ガイドの詳細はこちら※外部リンクで開きます)ガイドの所要時間は約50分で、説明パネルには書いていない貴重なお話を聞くことができます。

三内丸山遺跡
三内丸山遺跡

ワークショップ

三内丸山遺跡のどこがアート?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、実は勾玉や土偶などが作れるワークショップが開催されています。工作室で直接作ることもできますし、時間がない場合は制作キットを購入して自宅で作ることもできます。歴史を学びながら手作りの体験を通じて、アートを楽しんでみるのもオススメです。

板状土偶作り体験の様子
板状土偶作り体験の様子

Q.滞在時間は?
当時平日の比較的空いている時期に訪れたスタッフは、ボランティアガイドと工房体験、ショップを見て回るのに約2時間半ほど滞在しました。バスの関係で屋内のミュージアムやレストランを利用する時間が足りなかったので、じっくり楽しみたい方は半日時間に余裕があると満喫できるかと思います。

Q.割引はある?
青森県立美術館の当日有効の半券チケットを持っていくと、一般410円が330円に割引されます。(観覧料の詳細はこちら※外部リンクで開きます)

三内丸山遺跡
【所在地】青森県青森市大字三内字丸山305
【開館時間】9:30 – 17:00(最終入館16:30)
【料金】一般個人410円
https://sannaimaruyama.pref.aomori.jp/

弘前れんが倉庫美術館

弘前れんが倉庫美術館は、青森県弘前市にある現代美術の美術館です。約100年以上前に建てられた煉瓦倉庫を改修し、2020年に美術館として開館しました。エントランスには2006年の展覧会「YOSHITOMO NARA + graf A to Z」終了後に設置された《A to Z Memorial Dog》がお出迎えしてくれます。
弘前駅から徒歩で約20分、バスも定期的に出ているので弘前観光の一つとして訪れてみてください。

A to Z Memorial Dog
《A to Z Memorial Dog》2007年 奈良美智

弘前れんが倉庫美術館
【所在地】青森県弘前市吉野町2-1
【開館時間】9:30 – 17:00(最終入館16:30)
【料金】展覧会により異なる
https://www.hirosaki-moca.jp/

ミニチュア建造物

弘前城のそば、追手門広場内には弘前市内に実際にあった建物のミニチュア模型がずらりと展示されています。明治から大正期に実在した建物のレトロでおしゃれな雰囲気も楽しめます。見学は自由にすることができ、時間によっては夜のライトアップもあるようです。無料で見学することができる、街中のおすすめアートスポットです。

ミニチュア建造物
ミニチュア建造物

ミニチュア建造物
【所在地】弘前市下白銀町2-1 追手門広場内
【料金】無料
https://hirosaki-kanko.or.jp/details.html?id=CNT00404021352559380

11ぴきのねこ

三戸郡三戸町は、絵本「11ぴきのねこ」の作家である馬場のぼるさんの出身地です。三戸町のいたるところに11ぴきのねこの石像やパネルがあり、思わず写真に収めたくなるスポットが満載です。三戸駅から徒歩20分の場所にある「アップルドームほのぼの館」では、11ぴきのねこの絵本やパネル、ぬいぐるみなどが展示されており、ファンにとってはたまらない空間です。

青森県でアートを満喫!旅行スポット紹介【スタッフレポート】
青森県でアートを満喫!旅行スポット紹介【スタッフレポート】

アップルドームほのぼの館・ふるさと館
【所在地】青森県三戸郡三戸町大字川守田字元木平8-1
【営業時間】9:00 – 17:00
【料金】無料
https://www.town.sannohe.aomori.jp/soshiki/machidukuri/kankou/1/228.html

十和田市現代美術館

十和田市現代美術館は青森県十和田市にある現代美術の美術館です。訪れたスタッフは営業時間に間に合わず室内展示を鑑賞することができなかったのですが、「まちなか常設展示」として屋外に展示してある作品をじっくり鑑賞することができました。
暗闇でも華やかさがある《フラワー・ホース》や水玉模様のぼちゃやキノコの彫刻、草間彌生の《愛はとこしえ十和田でうたう》など、日常の中にあるアートの存在に圧巻されます。

フラワー・ホース
《フラワー・ホース》2008年 チェ・ジョンファ

十和田市現代美術館
【所在地】青森県十和田市西二番町10-9
【営業時間】9:30 – 17:00(最終入館16:30)
【観覧料】一般個人1,800円
https://towadaartcenter.com/

青森県はアートスポットがたくさんある!

今回の旅では全てを巡ることはできませんでしたが、青森県には大人も子供も夢中になれるアートスポットがたくさんあります。美術館だけでなく、駅や道路沿いにもモニュメントや彫刻があり、散策も楽しい場所ばかりです。青森県を訪れる際には、ぜひアートスポットを探して立ち寄ってみてください!

青森駅

※2023年10月時点のレポートとなります。最新情報は各公式ホームページからご確認ください。

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