家族で楽しめる川崎市岡本太郎美術館【スタッフレポート】

アートを旅する

2024月03月28日

「太陽の塔」や「明日への神話」など日本の芸術家として活躍した岡本太郎は、神奈川県川崎市の出身です。彼の作品は多くの場所で目にすることができますが、川崎市にある岡本太郎美術館では、作品や資料だけでなく、グッズやカフェなどまるっと世界観を楽しむことができます。今回はスタッフが美術館に行ってきた様子をレポートします。おひとりでも家族でも楽しめる場所なので、行く前の参考にしてみてください。

川崎市岡本太郎美術館とは?

家族で楽しめる川崎市岡本太郎美術館【スタッフレポート】

1999年に開館した川崎市岡本太郎美術館は、生田緑地という川崎市の都市公園内に建てられています。車で行く場合は専用駐車場が2か所あり、公式サイトで空車情報をチェックすることができます。駅から離れた場所にありますが、各駅からバスも出ているのでアクセスには困りません。

外からでも楽しめる展示

樹霊Ⅰ

池の中でどうしても目に入ってしまう角のあるブロンズ像。作品名は<樹霊Ⅰ>、高さは2m以上とどこか異質な存在感に惹かれます。館内のカフェテリア前あたりにあり、入場前に出会うことができます。日中に見ると不思議とかわいらしく見えますが、日が落ちるとどんな顔になるのか気になります。

家族で楽しめる川崎市岡本太郎美術館【スタッフレポート】

母の塔

美術館のシンボルタワーである<母の塔>は、遠くから離れないと撮影の枠にはまらないほど圧巻の存在感でした。塔の上に立つ人形と同じポーズで撮影する方も多くいました。自分もアート作品の中に溶け込むような気分になれそうです。

家族で楽しめる川崎市岡本太郎美術館【スタッフレポート】

美術館内

室内展示

展示室は常設と企画、2つのブースに分かれています。常設展示には岡本太郎の鮮やかで力強いタッチで描かれた絵画や彫刻、貴重な資料が展示されています。実際に座ることができる<坐ることを拒否する椅子>や、太陽の塔の顔出しパネルなど、大人だけではなく小さな子どもでもワクワクするような展示物がたくさんありました。
訪れたときの特別展示は、岡本太郎現代芸術賞で入選された現代アーティストの作品が展示されていました。新しいアート作品を見ることができたり、イベントやワークショップも行われているようで、賑やかで明るい雰囲気に包まれていました。

家族で楽しめる川崎市岡本太郎美術館【スタッフレポート】
太陽の塔
家族で楽しめる川崎市岡本太郎美術館【スタッフレポート】
美女と野獣/海辺
家族で楽しめる川崎市岡本太郎美術館【スタッフレポート】

ミュージアムショップ

ショップには缶バッチやマスキングテープ、ギターピックなど普段使いしたくなる商品がバラエティー豊かに取り揃えられていました。グッズもポップで明るい色合いなので、持っているだけで気分もあがりそうです。ショップの通販サイト(外部サイトに飛びます)でもオリジナルグッズが購入できるようです。

家族で楽しめる川崎市岡本太郎美術館【スタッフレポート】

カフェテリア

館内に併設されているカフェテリアは、生田緑地の自然を眺めながらゆったりとくつろぐことができます。マグカップの「TARO」のデザインがかわいらしく、美術館に行ってきたんだなという気持ちに改めてなりました。歩き回ってからのブレイクタイムにぴったりのメニューがそろっているので、立ち寄ってみることをおすすめします。

家族で楽しめる川崎市岡本太郎美術館【スタッフレポート】

自然と芸術を全身で楽しむ!

川崎市岡本太郎美術館は生田緑地という自然豊かな公園内にあり、大人から子供まで夢中になってしまうようなスポットがたくさんある素敵な場所でした。また周辺にはプラネタリウムを見ることができるかわさき宙(そら)と緑の科学館や川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムなど見どころがたくさんあります。ぜひ丸ごとアートを楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか?

 川崎市岡本太郎美術館
〒214-0032 川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
https://www.taromuseum.jp/

※2024年3月時点のレポートとなります。最新情報は各公式ホームページからご確認ください。

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