雄大な北アルプスの麓に位置する長野県松本市。城下町の風情を残す町並みや文化財、現代アートと歴史と文化がたくさんあります。そんな松本市にある松本市美術館やその周辺の立ち寄りスポットを紹介していきます。松本市に旅行に行く際の参考になれば嬉しいです。

松本市美術館

松本駅から歩いて約15分の場所にある松本市美術館。入口にある草間彌生の作品<幻の華>はSNSでもフォトスポットとして有名です。当初雨が降っていたのですが、濡れた路面に作品が反射していて幻想的な雰囲気でした。建物壁面にもカラフルで楽しくなる絵が描かれていて、美術館を訪れる方、道を通り過ぎる方にもワクワク感を与えてくれる素敵な場所でした。

観覧料は大人410円で、コレクション展示を観覧することができます。現在特集展示されているのは「草間彌生 魂のおきどころ」で、2025年3月まで開催しています。

真っ暗な鏡張りの中にシャンデリアが反射する<傷みのシャンデリア>や、鏡張りの空間に入って無限に広がる光の世界に浸れる<魂の灯>など、見るだけではなく作品の世界に入り込むような体験型のアートがたくさんありました。

有名な黄色いかぼちゃのオブジェや平面画など、作られているものは全部違うのに一貫して草間彌生さんの作品だと分かる濃密な展示でした。写真撮影はNGだったためお見せすることができないのですが、その分記憶としてしっかりと残してよかったと思える見ごたえある展示でした！

松本市美術館
〒390-0811 長野県松本市中央4-2-22
https://matsumoto-artmuse.jp/

松本城

松本美術館から歩いて20分ほど、国宝に指定されている松本城に行ってまいりました。観覧料は大人700円で天守内に入ることができます。中にはさまざまな資料が展示されていて、最上階に登るまでお城の構造や当時の暮らしなど学ぶことができます。

上に進むには階段を利用するのですが、最も急な階段の勾配は61度。一般的には30度～40度とされているので、上りも下りも気を抜けません。中に入る際に靴は脱ぐのでヒールなどの心配はないかと思いますが、スカートや裾が引っ掛かりやすい服には注意したほうがいいと個人的に感じました。

上った先は長野県の雄大な自然を眺められる絶景スポットなので、ぜひ登ってみてください！

松本城
〒390-0873 長野県松本市丸の内4-1
https://www.matsumoto-castle.jp/

繩手通り

松本城から近い通りにある縄手通りには、通り沿いに色々なカエルのオブジェがあります。中でも西側の入り口にいる「ガマ侍」はサイズも見た目もインパクト大です。こちらは東京芸術大学より寄贈された作品とのことでした。

カエルの顔出しパネルやカエルグッズを扱う専門店など、通りを歩くだけでいろんなカエルに合うことができました。ちょっとした創作欲も湧いてきそうな場所です。

信州・松本 なわて通り商店街
〒390-0874 長野県松本市大手3丁目4-3 松本Ｍ-1
https://www.gunkanjima-museum.jp/

番外編：戸隠神社

自然が作り出した芸術的な景色を堪能したいかたにおススメしたい場所が、長野駅からバスで約1時間の場所にある戸隠神社です。奥社、中社、宝光社、九頭龍社、火之御子社があり、半日ほどでまわることもできます。

写真を撮るだけでも芸術家になった気分になる巨大な杉並木が続いています。奥社までたどり着くまで長い一本道が続きますが、自然の空気を堪能しながらだと歩いている時間もあっという間です。

もう少しで奥社という時点で急な石段や勾配があるので、足元が滑らない歩きやすい靴をおすすめします。また、こちらの神社では自分でおみくじを引くのではなく、神職さんが経を唱えながらおみくじを引いてくれる他とは違ったおみくじができます。（スタッフのおみくじ結果は吉でした）奥社でしか売っていないお守りもあるので、険しい道ではありますが参拝することをおすすめします。

戸隠神社
https://www.togakushi-jinja.jp/

長野県にはアートスポットがまだまだある！

今回の旅で全てを巡ることはできませんでしたが、長野県松本市には歴史や自然も含めて楽しめるアートスポットがたくさんあります。松本市を訪れる際には、ぜひアートスポットを探して立ち寄ってみてください！