アート塗り絵コレクション掲載作家 Watsongインタビュー 2022-05-18

Watsong/イラストレーター

「アート塗り絵コレクション 〜旅・冒険編〜」に作品掲載のWatsongさんに塗り絵作品のテーマや、こだわりなど詳しくお話を伺いました。


国宝猫と自撮りで2ショット」

Watsong/イラストレーター

1971 静岡県生まれ
1973 群馬県に移住
1994 北関東造形美術専門学校 卒業

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Q. 今回のご応募にあたり、塗り絵の制作は過去にご経験ございましたか? また、塗り絵として作品を制作するのに意識された点などありましたか?率直なご感想もお聞かせください。



塗り絵をゴールとして描いたのは初めての経験です。

元からのイラストが太い線を使う事が多く、絵柄が塗り絵には向いているのではないかと思い挑戦してみました。ゴールがカラーの作品でも線画で描いてから下にカラーレイヤーで着色する事も多々あるので、元々自分用の塗り絵を作っている様な描き方が多いです。

自分用の作品では着色後の線画修正を良くしますが、今回は出来ないので、着色テストを何回かしながら線画を仕上げました。


Q. 「国宝猫と自撮りで2ショット」作品のテーマについて教えてください。


昔飼っていた猫が時々見せる、何処か遠くを半目で眺めている表情が、半目の仏像みたいだなって思っていました。仏像の絵って大体正面からドーンってのが多く、今回もそんなイメージで描き始めました。



猫の世界での仏像はこんな感じですかね‥、みたいな感じで描いたのですが、何か物足りない。描いた自分でも 『で?』 みたいな感想しか出てこないのです。この時点でこのテーマをボツにしようと思っていたんです。
何日か別の作品を作って、ふと改めてこの作品を眺めて「この仏像の大きさはどのくらいなんだろう」って思ったんです。観光で見るような仏像なので見上げるような大きさだろうってアングルを煽りにして大きさが何となくつかめてきました。

どうせなら比較対象の人物を入れよう、猫の世界なので観光猫との2ショットにしようと描き始めました。すると今度は本当に描きたい肝心な仏像が画面に入りきれず、全部入れるにはかなり小さくなってしまいました。どうにか入らないかと試行錯誤を繰り返し、傾ければそこそこの大きさがキープできることが分かり、傾けた隙間に比較対象の猫を入れて・・・

ご質問でもあった通りアングル調整に苦労する自撮り猫へのアイデアへたどり着きました。


Q. ねこ自撮り旅シリーズほかにも是非見てみたいなと楽しみにしているのですが、よければアイデアだけでもお話お聞かせいただけると嬉しいです。


ありがとうございます。シリーズ化は考えていなかったですね・・・。
北のクラーク博士から伊達政宗公騎馬像とか南下していくとか面白そうですね。あとは実際の国宝級の仏像を猫化してみたいですね。著作権とか大丈夫でしょうか・・・。


Q.「国宝猫と自撮りで2ショット」はデジタル着彩で制作されていますが、経年した仏像の重厚感、立体感が表現されていて、真似して塗ってみたいなと思っています。着彩のポイントやコツがありましたら教えてください。



着色についてはいつも悩みながら進めております。悩みを共有してもらえれば・・ではだめですね。

色のイメージは昔 派手だったものが年月を重ねて落ち着いた色合いになってきている状態を空想すると絵になじんでくるかもしれません。なので原色より少し暗い色、赤よりあずき色、金色は黄色+オレンジより橙色+黄土色みたいな感じで塗っていくと絵柄となじむと思います。暗くなりすぎないように外からの光が届く部分については彩度を下げたまま明るさを上げて塗るとよいかもしれません。見本を無視して完成当時を空想した派手派手な色に塗っても面白いかもしれませんね。

楽しく塗る事が出来れば良い結果になると思います。


Q.Watsongさんのイラストはバイク、仏像、モンスターを主に描かれているとのことですが、主なモチーフとして描かれるきっかけ、モチーフの魅力など教えていただけますでしょうか。



自分が持っていない憧れる物をイラストにしています。

バイクは乗ったことありません。楽器も全くできませんが、バイクやギターをもったイラストを描くことが多いです。浮世絵が好きでバイクやギターを重ねてアイデアを練りこんでいきます。激しめなロックが好きなので、イラストにスパイスが入る事もありますね。


Q. Watsongさんは普段お仕事や作品を制作する上で、意識されていることはありますか?


義務感が出ないように楽しく描くようにしています。遠くからみても、シルエットだけ見ても Watsong だと分かるようなイラストを目指しています。かっこよく目立てれば良いのですが、難しいですね・・。



Q.日々の生活で、ルーティンやリフレッシュ方法などありましたらお聞かせください。


描き始めは、激しめな曲を聴きます。最近は八十八カ所巡礼、人間椅子とかマキシマムザホルモンも好きです。集中してくると再生を止めて音なしで作業します。

リフレッシュは週末朝のウォーキングです。知らない道を探しながら徘徊してます。2時間くらい歩きます。歩きながらアイデアが出る事もあります。


Q.今後、作家活動で挑戦したいことはありますか?


もっと作品を作りためて個展をやってみたいです。


Q. 「アート塗り絵コレクション」出版プロジェクトは、イニシャルギャラリーの作家支援プロジェクトの一つになりますが、このような取り組みについてどう思われますか?


創作活動をつづけるには誰かの応援がなければ続けることは困難です。このような支援は非常に励みになります。多くの人に作品を見てもらえると嬉しいです。


今後の予定


今年は積極的に作品展示できるように動きたいです。


書籍情報


飾れるアート塗り絵アート塗り絵コレクション〜旅・冒険編〜

2022年3月24日販売
飾れるアート塗り絵
「アート塗り絵コレクション 〜旅・冒険編〜」

作品価格:定価1,650円(本体1,500円+税)
ISBN :978-4-9911614-1-4A4判/並製/64頁

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