美術品はどこで保管する?トランクルームで始める収納ライフ

アートと暮らす

2024月06月25日

絵画を飾る楽しみの一つとして、季節やテーマごとに絵を入れ替えるという方もいらっしゃいます。複数絵画を持っていると「絵を保管するスペースがない」というお悩みが聞かれます。大切で価値のある絵画だからこそ、湿度や温度といったところに気をつけなければならないのも課題の一つです。

そこで注目したいのが、身近にある「トランクルーム」です。この記事ではトランクルームを使って美術品をどうやって保管するのか、そのメリットと具体的な方法について解説していきます。

美術品を保管するのに大切なことは?

美術品はどこで保管する?トランクルームで始める収納ライフ

デリケートなアイテムである美術品を保管するには、いくつか気を付けたいポイントがあります。

・湿気に気を付ける
絵画は湿気が多くなると劣化してしまうため、風通しが良い、換気が行き届く場所がおすすめです。

・直射日光を避ける
日焼けやUVライトによる色の変化を防ぐため、日光が当たらない場所を選びます。

・適切な場所
落下や衝撃、物理的なダメージから守るため安定した場所が必要になります。

トランクルームとは?

美術品はどこで保管する?トランクルームで始める収納ライフ

トランクルームは企業や個人が一時的に保管できるレンタルスペースで、家具や季節外れの衣類など、自宅に置くスペースがないものを保管するのに重宝されています。トランクルームは野外型と屋内型があり、セキュリティ面や湿度や温度の管理が行き届いている屋内方型の利用をお勧めします。これ以外にトランクルームを選ぶ際のポイントは5つあります。

1.環境管理
美術品を保管する場合は湿度や温度が一定に保たれているか、特に注意が必要です。空調設備が整っているトランクルームを選びましょう。

2.収納スペースの広さ
トランクルームはロッカーのようなコンパクトなサイズからクローゼットのように広く使えるサイズまであります。他の物品の圧力がかからない、空気の流れるスペースがある程度できるようある程度余裕を持ったサイズを選ぶと、出し入れもしやすいです。

3.セキュリティ
一番大切なのはセキュリティ面です。カメラや警備体制が整っているか、24時間アクセス可能かなども選択基準です。施設が提供する保険もあるので、美術品に適した保険があるのかもチェックしてみるとなお安心です。

実際にレンタルスペースを探してみました

それでは、実際にスタッフもレンタルスペースを探してみました。オフィスからの徒歩圏内、料金や美術品の保管に適しているところをいくつかピックアップし実際に見学に伺いました。その際に、皆さんに参考になればと思う注意点をご紹介します。

美術品はどこで保管する?トランクルームで始める収納ライフ

■清潔に保たれているか

実際にトランクルームを何件か見学したところ、ネットで見る写真と実際見るとギャップがありました。日が当たらないか、空調管理されているか、水シミの跡がないかなど環境面はネット上では判断がつかないこともあるので、意識してチェックします。

アクセスの便利さ

地図上ではアクセスが良いように思っても、実際には交通の便が悪かったり駐車場が遠かったりすることもあります。今回は職場から徒歩でアクセスしやすい場所をいくつか探してみましたが、利用頻度や交通方法を考慮した場所がおすすめです。

利用料金
利用料金もピンキリですが、平均2,000円~8,000円程度のトランクルームをいくつか見学しました。保険や管理費など追加でかかることもあり、予想以上にコストがかかる場合もあります。契約前に必ず確認しましょう。

利用規約
トランクルームに預けられない、または厳重注意が必要なものとして、美術品や絵画といった貴重品があげられることがあります。セキュリティや保証が充実した美術品専門の倉庫やスペースもあるので、専門のサービスを検討することもおすすめします。

トランクルームで始める収納ライフ

これから絵画などアート作品を集めたいと考えている方は、大切な作品を保管する場所としてトランクルームなども検討してみてください。美術館のようにテーマや季節によって作品を入れ替える楽しみや、新しい作品と出会えるきっかけになるかもしれません。

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