絶景!MOA美術館からの眺めと一緒に楽しむアートの旅

アートを旅する

2024年03月28日

MOA美術館&立ち寄りアートスポット紹介【スタッフレポート】

静岡県熱海市にあるMOA美術館は、美術が好きな人はもちろん、自然が好きな人にもおすすめのスポットです。国宝や重要文化財といった貴重な美術品のコレクションや、息をのむような絶景が楽しめるだけでなく、館内の設備もとても充実しています。今回はMOA美術館の魅力や訪れる際のポイントをご紹介します。

MOA美術館とは?

MOA美術館は静岡県熱海市に位置する美術館で1982年に開館しました。その名前の由来は創設者である岡田茂吉(Mokichi Okada)のイニシャルから取られています。岡田茂吉氏は日本や中国を中心とした東洋美術の収集家として知られ、彼のコレクションを基にこの美術館が設立されました。館内には国宝や重要文化財を含む約3500点の美術品が収蔵されています。

作品と施設の魅力を紹介

円形ホール

円形ホールはMOA美術館ならではの特別な体験が待っているスポットです。直径約20メートル、高さ約10メートルのドーム状の空間で、天井には巨大な万華鏡の映像が映し出されます。天井に映し出される巨大万華鏡の映像は、まるで異世界に迷い込んだような幻想的な空間を演出。ゆったりとした雰囲気の中で光と色が織りなす美しい世界を眺めるひとときは、何とも言えない贅沢な時間です。

円形ホール

ムアスクエア

ムアスクエア

MOA美術館のムアスクエアは美術館のエントランス付近にある屋外スペースです。このエリアには20世紀を代表する彫刻家ヘンリー・ムーアの作品「キング・アンド・クイーン」が展示されています。このブロンズ像はシンプルながらも力強いデザインで、見る人に深い印象を与えます。

相模湾を一望できる絶景が広がり、初島や伊豆大島などの島々を眺めることが楽しめます。天気の良い日には、遠く房総半島まで見渡せるほどの開放感があり、自然と芸術が融合した贅沢な空間です。この場所はフォトスポットとしても人気があり、美しい景色を背景に思い出の写真を撮影する人も多く訪れています。

黒漆喰の展示室

黒漆喰の展示室

MOA美術館の黒漆喰の展示室は美術品の鑑賞体験をさらに深める工夫がされています。この展示室では黒漆喰の壁が使用されており、光を吸収する性質を持つため、ガラスケースへの映り込みを防ぎ展示品をより鮮明に鑑賞できるようになっています。

展示室内の照明は自然光を再現するよう工夫されており、作品が持つ本来の美しさを引き立てる役割を果たしています。黒漆喰の壁と光の調和が生み出す空間は、まるで作品がその時代のままに存在しているかのような感覚を与えてくれます。

メインロビー

メインロビー

MOA美術館のメインロビーは1階から2階に吹き抜けた高さ約8メートル、幅約32メートルの全面ガラス張りの設計が特徴で、明るく開放的な雰囲気を楽しめます。床には寒水石が敷き詰められ、ソファの脚部には透明度の高い光学ガラスが使用されるなど、細部にまでこだわりが感じられるデザインです。

ガラス越しには相模湾を一望でき、初島や伊豆大島、房総半島から三浦半島まで広がる180度のパノラマビューが広がります。

■多彩な作品群

MOA美術館には重要文化財である「浄瑠璃物語絵巻」や国宝「紅白梅図屏風」など、陶磁器や工芸品、仏教美術、書跡など幅広いジャンルの東洋美術の収蔵品が揃っています。さらに、桃山時代の文化を象徴する「黄金の茶室」も復元されており、その豪華さと歴史的背景は見る人々を魅了します。これらの作品や展示は定期的に展示替えされるため、訪れるたびに新しい発見や感動を楽しむことができます。ぜひ足を運んで、その豊かな収蔵品に触れてみてください。

アクセス情報

MOA美術館は熱海駅からのアクセスがとても便利です。

バス:熱海駅バスターミナル8番乗り場から「MOA美術館行き」のバスに乗車し、約7分で到着します。終点で降りると、目の前が美術館です。

タクシー:熱海駅からタクシーを利用すると、約5分で到着します。荷物が多い場合や小さなお子さん連れの方には特におすすめです。

:美術館には200台分の無料駐車場が完備されており、車での訪問も快適です。東京方面からは約2時間、静岡方面からは約1時間半で到着します。

観覧料

MOA美術館の観覧チケットは、公式オンラインサイトや館内のチケット売り場で購入できます。

  • 一般:2,000円
  • 高大生:1,400円(学生証の提示が必要)
  • 中学生以下:無料
  • 障がい者割引:障がい者手帳をお持ちの方と付き添い2名まで無料

展示替えや特別展の際には料金が変更されることもあるため、最新情報は公式サイトで確認してください。

滞在時間の目安

MOA美術館での滞在時間は、展示品をじっくり鑑賞し庭園やカフェを楽しむ場合、約2~3時間が目安です。展示室では国宝や重要文化財を含む美術品をじっくりと堪能でき、庭園では四季折々の自然を楽しめます。

また館内のカフェやレストランでのランチやティータイムを含めると、半日程度の計画を立てるとよりゆったりと過ごせます。

訪問の目的やスケジュールに合わせて、充実した時間をお楽しみください。

まとめ

MOA美術館は美術と自然、そして歴史が織りなす特別な空間です。息をのむような美術品に触れるだけでなく、相模湾を一望できる絶景や、幻想的な円形ホールといった魅力的なスポットがたくさんあります。

熱海駅からのアクセスも良く、初めて訪れる方でも安心です。日常を少し離れてアート体験を満喫してみてください。

MOA美術館
開館時間:9:30~16:30(入館16:00)
住所:静岡県熱海市桃山町26-2
休館日:木曜日、展示入れ替え日
https://www.moaart.or.jp/

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