趣味として根強い人気の大人の塗り絵。
塗り絵が好きな方も、アートに興味がある方にも手に取っていただきたい「アート塗り絵コレクション」。現代アーティストが手掛けた、描き下ろし24作品収録されています。
絵を描くのが苦手、または塗るのが難しそうという方でも、色をのせるだけで完成度が高い作品が出来上がります。また細かく塗りたい方にも塗り込み要素満載の作品があり、初心者から上級者まで楽しめる一冊です。
第2弾として、本紙掲載の12作品をご紹介します。ぜひ作品に込められたアーティストのストーリーをお楽しみください。
野原 祐太
キャラクターデザインや書籍の押絵などを手掛けるイラストレーター。「何処ともなく旅へ行く」は、着彩では描かれていて、線画には何もない、そんな箇所がいくつかあります。自由に描き足してほしい、そんな思いがこめられています。
AKi xenubilum
石川県を拠点に活動するイラストレーター。動物や植物をモチーフにした作品を手掛ける。「旅の香草屋」にも、沢山の草花、可愛らしい動物達が描かれていています。細密に描かれたモチーフを線画でじっくりとご覧ください。
外田 千賀
透明感のある、幻想的な少女を描く現代画家。美術雑誌など掲載多数。「早春のアルテミス」は、元々絵具で描かれた原画から、新たに塗り絵用に線画が作られました。アナログならではの塗り方を真似したくなる作品です。
YOKATA & JUNCO in portlab
多摩美術大学出身の二人で制作された本作品。
謎解きの旅をイメージして描かれた「Mystery」には、謎を解くかもしれない数々のアイテムがギュッと詰まっています。ポップで夢がある着彩にも注目です。
タナベ トミヲ
商業系のイラスト制作からNFTアートまで手掛けるイラストレーター。一夜の冒険を描いた「真夜中の森と迷い子」着彩と線画で、作品の印象が変わります。可愛らしいテイストの中に隠れる奇妙な生き物たちを探してみてください。
Granbrillo
CDジャケットや企業HP掲載のイラストなど手掛けるイラストレーター。「子供だけの世界旅行」は、エッフェル塔やコロッセオのようなアイテムが描かれています。かわいらしい世界遺産の姿を塗り絵をとおしてお楽しみください。
グランピーちゃん
“キャッチーでポップでkawaii”をテーマに活動するイラストレーター。ご本人が好きなモチーフであるウサギたちが登場する「もくもくの国」散りばめられた細やかな装飾は、見た目のかわいさ以上に塗り込み要素が満載です。
まめまる にゅうさんきん
動物のオリジナルキャラクターをメインにイラストやグッズを手掛けるイラストレーター。「見習いミミーの輝くにゃん生」は、キャラテイストとステンドグラスのような幻想的な雰囲気がマッチした、壮大なファンタジーを想像させる作品です。
aiko uragami
文字を使って描くMojiBa®︎アーティスト。新聞やテレビにも多数出演。「さぁ君はどこへ行く?」にも文字が浮かび上がっています。ぎゅっと詰め込まれた沢山のお出かけ先。着彩しながら、行ってみたい場所を想像してみたくなります。
あゆみ
柔らかな風合いで似顔絵、ボタニカルアートなど手掛けるアーティスト。ご子息と訪れた鉄道博物館の思い出から制作された「古都 鉄道の旅」日本の風情感じられるモチーフと、俯瞰した構図が塗ごたえある作品です。
水田 彩生
個展など作品制作をしながら、商業用のイラスト制作も手掛けるアーティスト。線画から着彩、全てアナログで制作された「traveling girl」まるで童話の世界のような、可愛らしく華やかな塗り絵が愉しめます。
石松 チ明
美術雑誌への多数掲載、書籍の装丁画など手掛ける若手アーティスト。「八日の土曜日」は書籍の表紙用に制作された作品です。単にかわいいだけじゃない、繊細でどこか儚い、塗りながら独特の世界観に浸ってみませんか?