
3Dアート
3Dアートはアートワールドの世界ではまだまだ評価されていないのが現状です。
ジャンルとしてはトリックアートに分類され、2次元で描かれたものが3次元の世界だと目が錯覚する、そうした不思議な感覚になるもの大きな特徴です。特にエンターテイメントや広告の分野で利用されることも多いのです。ではなぜ分かっていても人間の眼が騙されるのかというと、3Dアートには左目用と右目用の絵が設計されており、眼が持つ自動調節機能を上手く利用することによって、平行視と交差視では遠近感を反対に感じ、平面作品が立体的に見えるようになります。
これが3Dアートのカラクリです。
ウォールアート
ウォールアートは壁をキャンパスにして描いたアート作品のことを指します。なかでもニューヨークはグラフィティやストリートアートも進んだ都市として有名で、ブルックリンの「ブッシュウィックコレクティブ」という地区は、ハイレベルなウォールアート作品が街中を彩っています。もともとこの地域はニューヨークのなかでも犯罪多発地域として有名でしたが、2012年から始まったアートプロジェクトにより、このエリアの犯罪は激減し治安も改善されています。アートが社会や生活環境に与える作用についても考える余地がありそうです。またウォールアートには社会風刺やメッセージ性の強い正体不明の覆面アーティストも存在します。それがバンクシーです。
グラフィティを芸術まで高めたバンクシーの功績は大きく、バンクシー作品はときに違法な要素も多分に含みながら世論の絶大的な支持により、ときに法律すらも変わっていきました。バンクシーの絵は合法とされるのに、他のアーティストの場合は非合法になるなど、「バンクシー議論」と呼ばれる論争を巻き起こしているのです。イギリス出身のバンクシーは国内で完全に市民権を得た存在となったのです。このようにウォールアートは絶えず「今」の社会背景がテーマとして描かれていることが多く、今後、ウォールアートがどのような歴史的厚みを持つのか興味深いところです。
自由気ままなあなたは
直感タイプ
直感タイプのあなたには、自由でのびやかなアートがおすすめ!忙しい毎日もお気に入りのアートでリラックスできるかも…
ブレないあなたは
個性派タイプ
個性派タイプのあなたには、オリジナリティー溢れるアートがおすすめ!お気に入りのアートでインスピレーションを刺激してみては…
心優しいあなたは
ロマンチストタイプ
ロマンチストタイプのあなたには、キュートで優しいアートがおすすめ!心落ち着く時間をお気に入りのアートと過ごして癒やされちゃおう。
クールなあなたは
スタイリッシュタイプ
スタイリッシュタイプのあなたには、ポイントになるようなオシャレなアートがおすすめ!モノトーンやアクセントカラーで小技の効いたアートにも挑戦してみよう。
想像力豊かなあなたは
クリエイティブタイプ
クリエイティブタイプのあなたには、想像力が膨らむアートがおすすめ!アートを眺めてイマジネーションを膨らませてみては…
前向きで明るいあなたは
ポジティブタイプ
ポジティブタイプのあなたには、華やかで明るいアートがおすすめ!お気に入りのアートで、さらに素敵な毎日を送ってみては…
知的好奇心に溢れるあなたは
頭脳派タイプ
頭脳派タイプのあなたには、創造性のある新奇で独自的なアートがおすすめ!知的好奇心を刺激するアートを取り入れてみましょう
センスあふれる
ユーモアタイプ
ユーモアタイプのあなたには、センス溢れる独創的なアートがおすすめ!アートを飾って、さらにセンスに磨きをかけちゃおう
探究心旺盛なあなたは
冒険家タイプ
冒険家タイプのあなたには、自然を感じたり、エネルギッシュで発想豊かなアートがおすすめ!素敵なアイデアが浮かんで予感。
モザイク
モザイクアートとは、多数の画像を配置して見立てることで、1つの作品へと完成させてしまう手法のことを指します。写真の分野ではフォトモザイクとして知られており、例えば1枚1枚の写真は全く別の風景や対象を撮ったものがランダムに貼られているように見えながら、最終的に1枚の絵として完成していることも大きな特徴でしょう。最近ではウェブアプリなどで簡単に作れるようになっており、アートの文脈で「モザイク」を提示するためには、そこにアーティストの必然性があるのかどうかが問われることとなるでしょう。モザイクという手法ではなく、なぜモザイクを選んだのか、そういったフェーズに現代アートは突入しています。
切り絵
切り絵は世界各地の生活文化と密接に関わっており、紙を切り抜いて作るこの手法や作品は世界各地で見ることができます。例えばフランス人画家のアンリ・マティスも晩年、筆で描くことが困難になり、切り絵シリーズを数多くの作品を残しています。
その他にも地域性がとてもダイレクトな形として表出することが多く、インドネシア・バリの伝統的な影絵人形の「ワヤン・クリ」にも切り絵が使われており、どこかシャーマニズムも思わせる作用があります。雪が降るロシアの切り絵は伝統的に雪の結晶をモチーフとして親しまれており、日本でも江戸小紋と言われる緻密な図案が模様として残されています。
こうして世界中に伝播している切り絵ですが、発祥地はインドであることを知っている人は少ないのではないでしょうか。インドから中国大陸へ伝わり、そこからシルクロードを伝ってヨーロッパ、海を渡って日本へと伝播したと考えるのが自然でしょう。
切り絵そのものを現代アートとして見ることは極めて少ないですが、工芸や文化人類学的な見地から、もっと注目されても良いジャンルのひとつではないでしょうか。集落や伝承、自然観などが切り絵として残されていることはとても興味深い現象です。
ちぎり絵
ちぎり絵とは名前の通り、ちぎった紙を台紙などに貼って1枚の絵を作る手法のことです。貼り絵とも呼ばれており、日本では画家の山下清によるちぎり絵による作品が有名です。
日本に限らず、海外でも紙文化があるところには少なからず同じような手法が見受けられます。紙をちぎることで表出する独特な味わいはこの技法ならではの特徴です。
ちぎるという行為が「描く」行為へと繋がっていることも、ちぎり絵の興味深い作用と言えます。
ジークレー
ジークレー版画のスペルは「Giclee」が語源であることから、ジクレーとも呼ばれています。
ではこのジークレーの定義は何かと言うと、インクジェッタープリントで印刷されていることと、限定版画作品の2つの条件を満たしているかどうかです。つまりアート作品としての限定的な呼ばれ方であり、これが自宅で何気なくインクジェットにプリントしてもジークレーには該当しません。これはアート特有のルールかもしれませんが、まずは誰の作品であるのか、版画ならエディションは何枚までか、芸術的価値が期待されるものなのか、いくつかの諸条件が大切になります。
例えばポスターなどの印刷で使われるオフセット印刷がアートの文脈によって作られるとリトグラフとなります。ジークレーにも同じような作用があります。
こんな記事も読まれています


